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味覚の仕組みがわかれば
おいしく食べられて、塩分を減らせます



飯塚病院 田代 千恵子さん
(管理栄養士、写真左。腎臓内科の
武田一人先生、看護師の沖島麻美さんと)

 やっぱり、食べるものはおいしくないと、つまらない! 腎臓によくないとはわかっているけれど、食事の塩分を減らすなんて、 味気なくて、できない!そういう気持ち、よくわかります。 食べ物を変えるのではなく、食べ方を変えれば、少ない塩分でもおいしく 食べられますよ。ヒントは、「味を感じる仕組み」にあります!

Point 1

塩分をより強く感じる「外塩(そとしお)」で食べよう

食べ物の中に入った塩分は感じにくくなります(これを 「中塩(なかしお)」といいます)。でも、食べる前に調味料をつければ(これを「外塩」といいます)、少ない塩分でもより塩味を感じることができます。同じ塩分量でも「外塩」で食べれば、よりおいしく食べることができるのです。
 ただし、味付けして時間が経つと、塩分が中に入るので味が薄くなります。味付けは、食べる直前にしましょう。

Point 2

舌の「塩分を感じる部分」で食べよう

酸っぱいものを食べると、舌の左右の両端がキュッとなりますよね。そう、舌は、味を感じる部分がそれぞれ違うのです。
 塩分を感じるのは、舌の真ん中の少し前よりの部分。「外塩」の調味料を、舌のその部分に乗せれば、少しの塩分でも、味を十分感じられるのです。

作ってみよう! 外塩料理

全量食べて塩分合計0.4g

「外塩」大根の煮物風

《材料》

大根200g、揚げ油(ピュアオリーブ油かキャノーラ油が望ましい)、だしわりしょうゆ小さじ1杯(塩分0.4g)

作り方

  1. 大根の皮をむき、食べやすい大きさに乱切りする
  2. 180度に熱した油で、キツネ色になるまで素揚げする
  3. 揚げ上がった 2.を熱湯にくぐらせて余分な油を落とす
  4. キッチンペーパーで 3.の周りのお湯と油を軽くふきとる
  5. 4.をボウルに入れて、だしわりしょうゆ小さじ1杯をからめる
    ※3. 4.を省くと、こってりした味わいになります


揚げることで、外から塩分を染み込ませないように表面をコーティングします。時間が経っても味が薄くなりません

全量食べて塩分合計0.4g  (だしわりしょうゆ無しの場合0.2g)

「外塩」 漬物

《材料》

きゅうり2本(200g)、大根200g、にんじん100g、だし汁200cc(ヤマヒデのだし1パック700ccでとったものは塩分0.2g)、砂糖小さじ2杯、酢50〜100cc、唐辛子1本、[お好みで] だし昆布少々、[お好みで]だしわりしょうゆ小さじ1/2杯(塩分0.2g)
だしパックは塩分量がわかるものを利用するとよいでしょう

作り方

  1. 大根、にんじん、きゅうりを皮をつけたまま適当な大きさに切り、ラップせず、600Wの電子レンジで2分加熱する
  2. きゅうりだけ取り出して、大根とにんじんはさらに1分加熱する
  3. 沸騰しただしに砂糖、酢、唐辛子を加えて混ぜ合わせ、ビニール袋に入れる
  4. 3.に 2.を浸し、冷蔵庫に保管する。半日後に食べられる。お好みにより、食べる直前にだしわりしょうゆにつけて食べる

    電子レンジで加熱し、調味液を染み込みやすくします


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